「お金を貯める力」の重要性は、前回の記事で記載しました。
本記事では、「お金を貯める」ためのスタートして家計管理についてお伝えしていきす。
本日(4/1)から新年度、気持ちよくスタートするためにも是非実践してみてください。
家計管理のゴールは、「収入-支出=貯金(投資)」ではないことを知ろう
みなさんは、家計管理(収入と支出の把握)ができていますか?
私は以前まで家計管理ができている状態とは、「収入-支出=貯金(投資)」
つまり月の収入が月の支出を下回っていれば(貯金ができていれば)、家計管理ができている!と考えていました。
実際に、そう考えている人も多いはず・・・。ぜひ自身の状況を振り返ってみてください。
また、これから家計管理をしていく!という方も、是非次のポイントを押させて家計管理をしてください。
【家計管理のポイント】
家計管理ができている状態とは、「収入-支出=貯金(投資)」ではありません。
家計管理ができている=次のポイントを押さえている(把握している)状態を指します。
【ポイント】 1 収入の範囲内で暮らしている ※ 収入=基本給(残業代&ボーナスは加味しない) 2 支出を漏れなく把握している。 3 年間予算が立てられている 4 支出の最適化(見直し)がされている 5 自身のゴール(お金を貯めてどうしたいのか)を理解している 6 年間予算に対する実績の把握及び改善(見直し)をしている
収入の範囲内で暮らしている
収入より支出が多い(収入<支出)状態で「家計管理ができている」と思う方はいないでしょう。
なぜなら赤字(貯金額の減少)となっているからです。
では、収入=支出となっていれば家計管理ができているのか?答えは「NO」です。
ここで大事なのは、「収入」とは、「残業代」または「ボーナス」を除く金額であること。
つまり、「収入の範囲内」とは、「毎月支払われる固定給」の範囲内で暮らせているかです。
なぜ、「残業代」と「ボーナス」は収入に加味してはいけないのか?それは・・
会社の都合により、「残業ができなくなる」「ボーナス支給がなくなる」場合があるからです。
家計管理とは、生きている限りし続けるものです。景気が良い時は安定して生活できているが、景気が悪くなったら生活が破綻する。これでは、家計管理ができているとはいえません。
いついかなることが起きても自身の生活を守れる状態であること。そういった状態を目指しましょう。
結論:収入の範囲内で暮らしているとは・・
収入(基本給+手当(必ず支給されるもの)>支出 状態であること
支出を漏れなく把握している
本記事をご覧のみなさまへ質問です。
ご自身の月の支出を正確に把握できていますか?
「食費・住居費・遊興費とかいろいろ併せてだいたい20万ぐらいかな~」ではいけません。
費目別に把握していることが大事です。
我が家では、費目を大きく3つに分け、その中でも分類別に支出の把握をしています。
(例)住宅費、衣服・美容、食費
月別の家計簿は今度発表していこうと思ってます。
大事なことは・・・
支出を漏れなく、数字で回答できることです!
年間の予算を立てているか
事務職の方や普段からお金に係る業務をしている方はピン!と来るかもしれませんが、企業は必ず年間予算(予算取り)をしています。
なぜ年間予算を立てる必要があるのか・・・それは
どの費目にどれだけ使用できるのか見える化するためです。
年間予算を立てる際は、次の大項目に分けて予算立てすることがおススメです。
また、年間予算は、①で記述した「収入の範囲内」で組むことが前提です!
ア 固定費(毎月決まった金額を使用する費目)
主な費目例(通信費・住居費・保険料・水道光熱費・保育料等)
イ 変動費(毎月支出があるが、金額が定まっていない費目)
主な費目例(食費・日用品費・衣服費・交通費・医療費等
ウ 不定期に発生する固定費(決まった金額が不定期に発生する費目)
主な費目例(車検費・税金等)
エ 不定期に発生する変動費(不定期に発生する金額が定まっていない費目)
主な費目例(住宅の修繕費・家電の買い替え・家族旅行費・冠婚葬祭費等)
特に、不定期に発生する固定費(ウ)及び不定期に発生する変動費(エ)の予算立てしていない人が多いと感じます。(我が家もそうでした)
毎月収入の範囲内でやりくりしていても事前に不定期費用を考慮していないと、家電が急に壊れた、住宅の修繕が必要になった、車検を受けなきゃいけない、などの突発的な支出に対応できません。
そして、ボーナスをあてにした支払いや貯金を崩し支払いという事態になり、結果的にお金が増えません。それでは、家計管理をできているとは言えませんよね?
老後資金や子供の学費も同様の考えができます。何年後にいくら必要なのか、その金額に向け年いくら貯蓄する必要があり、月割するといくらなのかを逆算し、積立できているか。一度見直しみてください。
※ 不定期に発生する固定費・変動費の予算立てについては、支出金額/支出頻度で割った金額を積み
立てておくといいですね。
(例)家電24万/買換え頻度10年=年2万4千円(月2千円)を毎月の支出(積立)として設定
支出の最適化(見直し)がされている
支出の最適化とはなにか。それは・・
「自分が価値を感じている(お金を使う必要があるか)見直すこと」です。
簡単にいうと惰性でお金を使っていないことですね。
例えば、無駄なサブスク、割高な携帯料金、不要な保険などなど。
使っていないサブスクの解約、格安SIMへの切り替え、保険の見直しなど、「手間がかかる」「面倒だから」といって後回しにしていませんか?【貯める力編①】でも記述したように、固定費の削減は、「お金を貯める」ために必須事項です。
今一度、ご自身の支出に無駄(価値を感じないもの)がないか確認してみましょう!
自身のゴール(お金を貯めてどうしたいのか)を理解している
自身が「何にお金を使いたい」「お金を貯めてどうしたい」かを理解することは重要です。
なぜなら、予算を削り、支出を削ることで、お金が貯まるが「生活の満足度」が下がっていたら、それは「幸せ」といえるでしょうか?
お金は生活を豊かにする道具であり、ただひたすら追い求めているだけでは、豊かな人生は送れないと思っています。人によって予算を削っても「生活の満足度」が下がる人、下がらない人がいるため、一概に費目別に使用金額の正解はありませんが、ご自身の生活や将来を見据え考えてみるといいかもしれませんね。それを踏まえて年間予算を立てると「生活の満足度」を下げずに正しい家計管理ができると思います。
年間予算に対する実績の把握及び改善(見直し)をしている
家計管理とは、毎日、毎月、毎年・・・ずっと続けていくものです。
そして、良い家計管理には、実績の積み上げ、予算の見直し・改善作業も必須です。
家計簿をつけ支出を把握して終わりではありません。年間予算に対しどういった結果だったか振り返り次年度に繋げていくことが大事です。家族構成が変われば、家計管理の仕方も変わっていきます。人の価値観が変われば、お金の使い方が変わります。
是非、想定に対する実績の把握を忘れずに実践していきましょう。
家計管理のまとめ
① 収入の範囲内で暮らす 「基本給」の範囲内で暮らせている ② 支出を漏れなく把握している すべての支出を費目別に漏れなく把握し、数字で回答できこと ③ 年間の予算を立てている 費目別に年間でいくら使用できるのか見える化している 不定期で発生する固定費や変動費を正しく予算取りできている ④ 支出の最適化(見直し)がされている ご自身が「価値を感じない(生活に不必要)」や「割高な商品」にお金を使っていないか 確認し、支出の見直しができている。 ⑤ 自身のゴール(お金を貯めてどうしたいのか)を理解している いかに「生活の満足度」を下げずに「お金を使う(貯める)」かは、自分次第 お金を貯めたその先になにをしたいのか、きちんと理解している ⑥ 年間予算に対する実績の把握及び改善(見直し)をしている 実績の積み上げ及び改善(家計管理の見直し)ができている
家計管理のために必要なもの
ここでは、家計管理をするにあたり必要となるものをお伝えします。
家計簿アプリ
まずはこれ!家計簿アプリ!
項番1で記述したように家計管理はずっと続けていくものです。
大事なことは無理なく続けられること。つまり・・
家計管理はシンプル・カンタンな方法であること
もちろん、手書きの家計簿が好きという方もいると思います。手書き家計簿を楽しく作成できる人は問題ありません。ただ、初めて家計管理をしていく方々は、日々のレシートを家計簿に転記し、電卓を叩き実績を管理し、集計し改善する・・・。
考えただけでも大変そうですよね?そう思う方は是非、家計簿アプリを使いましょう。
家計簿アプリを使えば、実績の把握、費目別の集計がカンタンに間違うことなく行えます。現在の支出がカンタンに確認でき、残りの予算が概ね把握できると家計管理のモチベーションが上がりよりよい家計管理ができるようになるでしょう。
家計簿アプリもたくさん種類があり、何を使えば良いか悩んでいる方は、
「マネーフォワードME」がおススメです。(我が家もこれを使ったいます)
今後家計管理をしていくのにこんなに心強いアプリはありません。ぜひお試しください。(無料版でも十分便利ですが、有料版(サブスク)が特におすすめです)
シンプルな家計簿を作ろう(マネーフォワードME)
我が家はマネーフォワードMEを使用していますので、マネーフォワードMEを前提にシンプルな家計簿の作り方をお話ししていきます。
- 不要な銀行口座及びクレジットカードの解約
- キャッシュレス支払をメインに
シンプルな家計簿に必要なこと1つ目
不要な銀行口座と使わないクレジットカードを解約する。
マネーフォワードMEは、銀行口座やクレジットカードを連携することで、自動で残高やクレジットカードの明細を出してくれます。
具体的なマネーフォワードMEの設定方法は別で記事にしますが、無料版は連携数に限度があるため、銀行口座やクレジットカードは少ないほど良いです。
シンプルな家計簿に必要なこと2つ目
支払いをキャッシュレスにする。
マネーフォワードMEは、クレジットカードと連携できるため、支払いをキャッシュレス(カード払い)にすると、家計簿アプリに入力する手間も省けるため、現金を持ち歩く必要もなくなります。
現在は、IDやクイックペイなどスマホ払いもできるためより便利となりました。
是非、自分なりのシンプルな家計簿を作ってみてください。
まとめ
家計管理は奥が深い!
良い家計管理は時間がかかり、ずっと続けていくものです。
ご自身にあった家計管理方法で豊かな人生に向け頑張っていきましょう~
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